出店カフェを手紙社のメンバーが紹介します

代々続いてきた植木屋に新しい息吹を吹き込むカフェ、senkiya


白い引き戸を引き、その中へと足を踏み入れる。玄関から続く廊下を少し進み、左手の戸を開ければ、そこにはやさしい光が降り注いでいる。2階建ての、1階部分の天井を抜いたと言うことなのだろうか、天井は高く、気持ちのよい空間が広がる。ここは埼玉県川口市にある、代々続いてきた植木屋さん「千木屋」。その一軒家がコツコツと改装され、「senkiya」として生まれ変わった。現在は不定期にカフェ、雑貨店、ギャラリーとしてオープンしている。と、いっても実はまだ現在もまだ改装中だ。


それでも、自らの手で少しずつ改装を進めたという熱意からだろうか、ひとつひとつ選び抜かれた空間を彩る家具や什器のためだろうか。この空間にはなにかしら特別なものを感じる。特別な「あたたかさ」の様なものを。

「senkiya」という新しい場所ができて、少しずつ、この場所が変わり始めている。オーナーの高橋秀之さんの人柄だろうか、いくつものつながりが生まれ、いくつものイベントが開催される。遠く東京から眺めていても、川口エリアがにわかに活気づいている様に見える。そのひとつの理由に、senkiyaがあることは疑い様がない。


いまもまだ改装はつづく。それは、“未完成”を意味するのではなく、これからの可能性の大きさを意味しているように思える。senkiyaを訪ねたその日、やさしい日差しに包まれて高橋さんのいれてくれたコーヒーを飲みながら、そんなことを思った。改装が終ったそのとき、senkiyaはカフェとして、雑貨店として、ギャラリーとして、どのような姿をぼくたちに見せてくれるのか、いまから楽しみで仕方がない。

そんなsenkiyaがカフェフェスにやってきます。センキヤ飯、センキヤ包子(パオ)なるメニューが登場するとのこと。いったいどんなものなのか、それは会場でのお楽しみ。食べ物だけでなく、senkiyaの雰囲気と、「おしゃべり好き」という高橋さん夫妻との会話を楽しみに、ぜひブースにお立ち寄りくださいね。

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senkiya 高橋秀之さん夫妻に聞きました。

Q1 貴店の紹介を、カフェフェスのお客さまに向けてお願いします!
埼玉県川口市にて一軒家を改装し、カフェ、雑貨店、ギャラリーを夫婦で営んでいます。稼業は代々続く植木屋ですが、「千木屋」を「senkiya」にし、色々な人が集まる場所を作りたいと思っています。

Q2 カフェフェスではどんな商品を販売して下さるのでしょうか。
寒い季節に合う、温かいメニューを色々とご用意しています。 センキヤ飯  (センキヤハン)、センキヤ包子(センキヤパオ)、ピーナッツミルクなどなど。 senkiya店内は、様々な場所で使われていた扉や窓を組み合わせて造りました。カフェフェスではお店の雰囲気を少しでも持っていけたら、と考えています。

Q3 カフェフェスをどんな風に楽しみたいですか?
多くの方に出会えるカフェフェスは、おしゃべり好きの私たちにはたまりません。 また、普段から訪れたいと思っていた全国のカフェの皆さんに会える事も楽しみの一つです。

senkiya
埼玉県川口市石神715
tel. 048-299-4750

カフェフェスに出店する、つくばの雄「Shingoster LIVING」を紹介します。多くの人からの信頼厚いカフェです。

「カフェ&ミュージックフェスティバル」というイベントを企画したとき、ひとつの誓いを立てた。

「自分たちが本当に素晴らしいと思ったカフェだけに声をかけよう」

茨城県つくば市の「Shingoster LIVING」も、もちろんそのひとつで、全国のカフェを旅して来た僕たちにとっては、北関東に燦然と輝くカフェだった。

しかしだからこそ、Shingoster LIVINGに声をかけるのはちょっと躊躇した。なぜなら、僕たちにとって大先輩をお誘いすることが“恐れ多い”という気持ちが正直あったし、Shingoster LIVINGが、こういったイベントに出店するというのも、ほとんど聞いたことがないからだ。


Shingoster LIVINGは、「大人の品格を持った店」だ。かつて蔵として使われていた建物に一歩足を踏み入れれば、そこが、“今時のカフェ”とはひと味もふた味も違うということが、すぐわかる。


まず、出迎えてくれるのが、コーヒーの香り。オーナーの伊藤信吾さんが丁寧に焙煎したコーヒーの芳ばしい香りがかつて蔵だった空間の中に満たされ、日常から非日常という世界へ誘う“チケット”を手渡してくれる。次に出迎えてくれるのが、美しい手仕事の器や生活道具の数々。1階は作家ものの作品を販売するショップ兼ギャラリーになっていて、伊藤夫妻の目によって、“この世界”が好きな者たちにとっては垂涎ものの作品が並ぶ。何人もの作家さんから聞いたことがあるのだが、地元つくばをはじめとした作り手たちから、伊藤夫妻は本当に信頼されているのだ。


さて、2階へ上がろう。そこは、僕が個人的にとても好きな空間だ。土壁に囲まれた天井の低い空間が、やけに落ち着くのだ。この場所で、信吾さんがいれてくれたコーヒーを飲みながら、うたた寝混じりに本を読む。これ以上の幸せは、そう、ない。


さて、そんな、つくばの雄「 Shingoster LIVING」が、カフェフェスにやって来てくれる。幸福だなぁ…。みなさん、まずコーヒーを飲んで下さい。そして、この日のために考えられた特別メニューを楽しんで下さい。そして、伊藤夫妻と話をして見て下さい。きっと、あなたの中の何かが、満たされるはずですから。

それでは、Shingoster LIVINGの伊藤夫妻からのメッセージをどうぞ!

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*Shingoster LIVING 伊藤信吾さんに聞きました

Q1 Shingoster LIVINGの紹介を、カフェフェスのお客さまに向けてお願いします!
茨城県つくば市のシンゴスターリビングです。

偶然見つけた古い蔵の建物で、1階は器や家具などをメインにしたショップで、2階は自家焙煎のコーヒーや季節のデザートを味わっていただく小さなスペースになっています。お店よりも広い庭が敷地内にあり、季節のうつろいを感じながらお茶をいただいたりワークショップなどもしています。

本当の意味での豊かな生活感のある生活、この茨城という土地でできることなど、日々この小さなお店を通して考えています。

Q2 カフェフェスではどんな商品を販売して下さるのでしょうか?
蓮根とつくねのごはんサンド、塩バター焼きそば、巨峰とクリームチーズのジェラート、お飲み物などなどご用意します。

フェスと言えばお祭り!お祭りと言えば焼きそば!などなど連想して楽しく熱く!いきたいと思います。

Q3 カフェフェスをどんな風に楽しみたいですか?
この大きな催しに関わる全ての方とあたたかい時間を共有できることを幸せに思います。ぜひお声かけてください! お祭りですから。

Shingoster LIVING
茨城県つくば市小野崎448-1
tel. 029-859-5127

カフェフェスに出店! 週末にだけ開く、美しきカフェ「HANG cafe」をご紹介します。

その美しさの前には、言葉は何の力も持たないのではないかと思うほど、HANG cafeのケーキは美しい。そのうえ、とにかくおいしいのだ。


駅前でもなく、観光地でもなく、周りに豊かな自然があるわけでもない。静かな住宅街の一角にカフェを開くことを決意したとき、店主の新井さんは、お客さまに喜んでもらうための“なにか”が必要だと感じた。その“なにか”を見つけるために、2008年2月のオープン以降、新井さんがずっと力を注いできたのが、ケーキづくりだ。

HANG cafeは、土日にだけオープンする。平日の日中はカフェの仕事はできないため、新井さんは土日のための仕込みを、平日の夜中に行っている。そのうえ、ケーキの試作も毎週のように続けている。当然、休みは年に数えるほどしかないが、新井さんに大変そうな様子はみじんもない。むしろ、いきいきと輝いている。


新井さんがつくるケーキと同じように、HANG cafeの空間は、とにかく美しい。

新井さんは中学生のころから、空間づくりに興味を持ち、自分の部屋の壁にペンキを塗ったり、床に板を張ったりして楽しんでいた。結婚後には、購入した築7年の家の壁などをすべて解体し、自らの手で自分たち好みに改装した。30歳を過ぎ、カフェを開こうと思ったのも、自分が心地良いと感じる空間を、多くの人に味わってほしいと願ったからだ。

もともと古い商店だった空間を、こつこつと自分たちで改装しつくり上げた店内には、フランスから直接仕入れたアンティーク家具が、丁寧に並べられている。照明やスイッチ、ネジの一本に至るまで、すべて新井さんの美学によって統一された空間は、凛とした空気をまとい、訪れる人をやさしく包み込む。その美しい空間に癒されるために、今日も多くの人がこの場所を訪れるのだ。


今回、新井さんは、オープン当初から親しくしているcimaiの二人といっしょに、カフェフェスに出店してくれます。じつは、cimaiのお店に置かれている家具は、新井さんがフランスから仕入れたもの。一方、HANG cafeで出されるランチには、cimaiのパンが使われています。そんな息ぴったりの2店が、どんなお店を味スタにつくり上げてくれるのか、今から楽しみでなりません! ぜひ当日は、HANG cafeとcimaiがコラボしたブースに足をお運びくださいね!

HANG cafe 新井さんに聞きました。

Q1 貴店の紹介を、カフェフェスのお客さまに向けてお願いします!
埼玉県ふじみ野市で土日のみオープンしているHANG cafeです。空間づくりが好きで、それを活かせる場所を設けたい、また、時間を気にせず大人がくつろげる空間をつくりたいと思い、カフェを開きました。カフェフェスでも、こだわりの空間をつくり上げ、ゆったりとした時間をお届けしたいと思います。

Q2 カフェフェスではどんなメニューを販売して下さるのでしょうか?
今回は、親しくさせていただいているcimaiさんと、同じブースでの出店になります。cimaiの二人が、おいしいパンを用意してくれるので、HANG cafeでは持ち運びができ、音楽を聴きながら召し上がれるように瓶に入れたデザートを用意します。

●2層のチーズケーキ
●マロンとアールグレイのクリーム(無花果入り)の2種類です。



カフェフェス用に瓶のデザインもお願いしてラベルをつくりました。

その他、焼き菓子数種類やホットアップルジンジャーをご用意いたします。おいしい料理を食べたあと、HNAG cafeのお菓子を召し上がって頂ければと思います。

Q3 カフェフェスをどんな風に楽しみたいですか?
HANG cafeは大変不便な場所にあるため、お越しになれないお客様も多いと思います。普段お会いできないお客様とたくさんお会いできることが、すごく楽しみです。イベント出店が初参加になるので楽しむ余裕があるか分かりませんが、みんなでおいしい物を食べながら音楽を楽しめればと思います。

福岡から果実酒がおいしいカフェ「coffon」がカフェフェスにやってきます!

今年の初夏、福岡を訪ねた時に「このあたりで素敵なカフェはありませんか?」とまわりの方々にきいてみたところ、100%といっていいほどに多くの人たちがまっ先に名前をあげてくれたカフェがあった。それがここ、古本と珈琲と果実酒の店「coffon」だった。

古いビルの3階にあり、扉を開けると白い壁につつまれた空間がある。高めのカウンターにずらりと並ぶのは常時20種類ほど置かれているという果実酒の瓶。皮をきれいにむかれた何種類もの柑橘類、カリン、ウメなどが、それぞれのおいしさを引き出すウォッカ、焼酎、ラムなどに浸されている。
「同じものを漬けても、二度と同じ味にはならないんですよね。砂糖の量も、味を見ながら追加して味を整えています」と、店のすべてを1人できりもりしている妹尾いづみさんは話す。

ここには「カフェ=コーヒー」という常識はない。もちろん、コーヒーにもこだわっていて、豆は岡山県にある自家焙煎のカフェ「三村珈琲店」から仕入れているし、レモンのケーキは、コーヒーにとてもよく合う。でも、ここにくると、やはり鮮やかな色彩の果実酒がどうしても飲みたくなる。そのうえ、メニューにはない「あて」も出してくれるという。週末は夜12時までの営業というのも、カフェの枠を飛び越えている。

本棚やテーブルに置かれた古本は、「古本屋をやりたかった」という妹尾さんの思いから、ジャンルにとらわれないエッセイや小説が並ぶ。ときに、ライブイベントなどを行ったり、イベントに参加することもあり、妹尾さんの自由なスタイルが魅力的に写る。だから、妹尾さんの「好き」が詰まったこの小さな店に、たくさんの人が集まるのだろう。

カフェフェス当日にも、この美しい瓶を福岡から持ってきてくれるという。好みの果実酒とお料理をもって、心地よい音楽を聴く。そんな至福の時間が訪れるのも、もうすぐだ。

coffonの妹尾いずみさんからメセージが届きました。登場するのはcoffonの隅でいつもお店を見守っている「いづみ人形」です。

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*coffonの妹尾いづみさんに聞きました。

Q1 貴店の紹介を、カフェフェスのお客さまに向けてお願いします!
福岡の警固で小さい小さいお店のcoffonと申します。古本と珈琲と果実酒。ゴハンやスイーツやおつまみもあります。のんびり本を読んだり、季節の果実酒を飲んで酔っ払ったり。お好きな時間を過ごしてくださいね。

Q2 カフェフェスではどんな商品を販売して下さるのでしょうか。
空のパンとリバーワイルドのソーセージを使ったホットドッグ。waranaya cafeの手作り小麦を使ったケークサレ。恵比寿カチャトラのチキンの胡麻風味トマト煮込み。果実酒。自家製生姜シロップ。

Q3 カフェフェスをどんな風に楽しみたいですか?
全国の色んなcafeと素敵なライブが一日で楽しめる場所。贅沢な空間の仲間に入れて貰えてとても嬉しいです。皆さん楽しい一日にしましょう。

長崎からカフェフェスに出店してくれるwaranaya cafeをご紹介します。

大きく息を吸い込んで、ふーっと吐き出す。そんな光景が似合うカフェ。


長崎県の大村市にあるそのカフェに向かうため、私たちは博多から長距離バスに乗り込んだ。およそ2時間ほどで近くのバス停に到着、そこではじめて、店主の霜川剛さんと出会った。温かく出迎えてくれた笑顔と気軽にはなしかけてくる様子に、緊張などみじんも起きない。これが、waranaya cafeの空気感とつながっているのだと思う。

はじめての人は、そこに1人でたどり着くのは困難かもしれない。目指すは、大きなメタセコイヤの木。その隣に古くから残る農家の納屋があり、そこがwaranaya cafeだ。まるで親戚の田舎の家を訪ねてきたようななつかしい空間。庭では木々が生い茂り、馬のサトコやヤギのタンジーが出迎える。ここでは、すべての生き物が共存している。


自分たちで改装したという大きな納屋に入ると、夏でも空気がひんやりとしていて、薄暗い店内に、窓から光が差し込んでいる。大きな何かに包まれているような落ち着きを感じた。

できるだけ自身の野菜や地元の野菜を使っているという料理はとてもおいしく、とくにヨーグルトチキンのピザは、インド人の旦那さんをもつおばあちゃんから教えてもらったという特別なレシピで作られている。ヨーグルトチキンカレーに桃のコンポート入りアイスティ。お昼をいただきながら、時間を忘れるほどゆっくりと過ごしてしまう。


「農業をやりたかった」というオーナーの霜川さんは、敷地内にある畑で仲間たちと小麦を育て始めた。虫が付きにくく、使用頻度の高い小麦の可能性に期待を膨らませている。店で提供するピザはこの小麦を使用している。

ときどきふと、またあの光の射す席にすわり、外を眺め、ときどき散歩をしながら過ごしたいと思うことがある。カフェフェスでも、遠く長崎からやってくるwaranaya cafeの、おおらかな空気に触れていただきたいと思う。

waranaya cafeの霜川さんからメッセージが届いています。

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撮影●酒井咲帆(スチール、ムービーとも)

waranaya cafe はこの秋で5周年を迎えます。それを記念して、今回の私と一緒にここを訪ね、写真撮影をしてくれた福岡在住の写真家・albus写真ラボの酒井咲帆さんによる「青空写真館」が行われるそうです。ご近所の方、ぜひ思い出の一枚をいかがですか?

*waranaya cafeの霜川剛さんに聞きました。

Q1 貴店の紹介を、カフェフェスのお客さまに向けてお願いします!WARANAYACafeは日本の西の端っこ、長崎県の大村市にあります。約3000坪の敷地内で、こむぎ畑、キッチンガーデン、ビオトープ池や雑木林などなど、自然と里山的な風景の中にある古い廃屋の納屋を自分達でコツコツ改装し、カフェにしました。優秀なスタッフ陣もお出迎えいたします。26頭しかいない対州馬のサトコ、毎年コヤギを産むヤギのタンジー、ハンターネコのおかかちゃん、バセットハウンドのナナ、御座敷犬のチベなどなど。ここではみんな自分達の役割があり、全てのモノが無駄なく循環して、一つのコミュニティーを作っています。草刈り作業中のサトコにコヤギちゃんが乗っかる光景もしばしば(笑)

自家製のお野菜とこむぎから、キッチンでは美味しいパスタやピッツァに大変身。オーガニックコーヒーとボルネオ島のジャングルの奥地から買い付けた幻の紅茶、SABAHティーも身体をあっためてくれます。

今回この素晴らしいフェスティバルで皆様にお会い出来る事を楽しみにしております。というか一番楽しみなのは私達自身かも(笑) 会場でどんな出会いがあり、どんな音楽が聴けるのか。本当に楽しみです。

Q2 カフェフェスではどんなメニューを販売して下さるのでしょうか。自家製こむぎで焼いてもらった「ゆっか屋さん」の薪がまパンにWARANAYA特製、吉井リバーワイルドで育った健康な豚肉のラグーソースをサンドしてお出しいたします! ドリンクはボルネオ島のジャングル奥地の幻の完全有機無農薬のお紅茶、SABAHティーを。

Q3 カフェフェスをどんな風に楽しみたいですか?いつもそうですが、楽しむことにかけては右に出るもの無し!と言われているので、会場中をうろうろしていると思います(笑) 素敵な出会いを楽しみにしております。

waranaya cafe
長崎県大村市東大村1丁目1880-72
tel. 0957-50-2276
OPEN 11:00〜19:00
CLOSE 水曜日

大阪府の新しいけどどこか懐かしい、レトロな佇まいのカフェ喫茶「杢キリン」をご紹介します。


店内に入ると、そこにあるのは茶色い革張りの背の低いソファ。はじめて訪れてもどこか懐かしい、「喫茶店」という呼び方がぴったりとあう雰囲気。朝、10:00にオープンを向かえると、地元の常連客がゾロゾロとやってくる。老若男女が賑やかに、雑多に。だけどだれもがこのお店を語るとき、口を揃えて「居心地が良い」と言う。だれもがゆっくりと自分の時間を過ごしたくなるオーナーの中西夫妻が作り上げたこの空間は、いつもひとびとを癒し続ける。


杢キリンが、大阪からカフェ&ミュージックフェスティバルにやってきますよ。テーブル席も用意してくれる予定とか。カフェフェスでは、おいしいコーヒーやお菓子だけでなく、杢キリンの雰囲気も楽しんでくださいね。

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杢キリン 中西さん夫妻に聞きました。

Q1 貴店の紹介を、カフェフェスのお客さまに向けてお願いします!
いつもの日常にある、自分の時間を大切に過ごせる喫茶店をつくっています。

Q2 カフェフェスではどんなメニューを販売して下さるのでしょうか?
ハンドドリップ珈琲。自家製酵母のイングリッシュマフィン(ハニーバター)。天然酵母の豆乳スコーン。ケーキ(2種予定)を、会場で食べていただくかたちです。席も6席用意する予定にしております。

Q3 カフェフェスをどんな風に楽しみたいですか?
初めてのフェスへの参加。大阪から二人だけのスタッフとなりますが出来るだけ、日々杢キリンという場所でしている自分達の気持ちでお客様に会い、お客様のにこにこな笑顔が見れたら嬉しいなぁと思います。

杢キリン
大阪府大阪市守口市大日東町12-8 協和ビル1F
10:00〜19:30(LO.19:00)
日曜、木曜日休み
tel.06-6904-8098

カフェフェスに出店する吉祥寺のカフェ「Localité」を紹介します。

「とても素敵なカフェなんです」

“このカフェ”でライブを行ったtico moonのおふたりから、そう聞いていた。当時、このお店は大阪にあった。だから、僕たちにとっては、“いつかは行ってみたいカフェ”だった。しかし、まもなく、このカフェが閉店することを聞いた。そのとき抱いた惜別の思いは、やがて、喜びに変わる。

2010年5月、新生Localitéが東京・吉祥寺にオープンした。路地に佇む雑居ビルの地下1階にあるそのお店は小さな箱のような空間で、ともすれば、「この箱の中にずっと閉じこもっていたい」と思わせるような美しさと母性に満ちている。

白い壁、なんとも言えない質感のある床(かなり好きです)、木のテーブル、小さな椅子、スツール、棚、洋書、花などが美しく配置されている。ふと、厨房の方を見ると、きれいに並べられたグラスやカップ。ここが大切に造られ、日々大切に彩られている空間であることがわかる。そんな空間の中に完全に身を委ねられることができる幸福さ…。

そんなLocalité、今回のカフェフェスのようなイベントに出店するというのは、あまり記憶にない。しかも今回は、いまや日本を代表するイラストレーターと言っても良い(というとご本人は謙遜されますが)、福田利之さんを伴っての参戦。あの、おいしいコーヒーとA.K Laboのお菓子を味わいながら、素晴らしきアーティストの演奏が聴けるなんて、幸福だなぁ、カフェフェス。

追伸
みなさん、カフェフェスの公式サイトがオープンしたときにトップページにあった、紹介ムービーをご覧になったでしょうか? あのムービーに登場するカフェこそが、Localitéですよ。ご覧になっていない方のためにもう一度上映を。5、4、3、2…

撮影●佐々木孝憲(スチール、ムービーとも)

Localité 山田愛さんに聞きました

Q1 Localitéの紹介を、カフェフェスのお客さまに向けてお願いします!
吉祥寺のとある地下にある一室にLocalitéはあります。
小さな空間ですが、わずかな時間を豊かに過ごして
いただきたいという思いで喫茶を営んでいます。

Q2 カフェフェスではどんな商品を販売して下さるのでしょうか?
イラストレーター福田利之さんがLocalitéで毎週水曜日の夕方に珈琲を淹れる「水曜喫茶」という時間がありました。
今回は水曜喫茶メンバーで珈琲を淹れます。そして吉祥寺A.K Laboにカフェフェス限定のお菓子をご用意いただきます。
この日のためにチームを結成し、福田利之さんイラストのLocaliteオリジナルグッズや珈琲豆を販売します。
Localiteの空間がそのまま移動するようなイメージでお店を構える予定です。

Q3 カフェフェスをどんな風に楽しみたいですか?
Localitéはとても小さいのですが、さまざまなプロの仕事がぎゅっと詰まった贅沢を味わえる店です。
今回もご縁のある方のお力をかりながら、とびきりの時間をご提供したいと思います。
カフェや音楽、暮しを大事にするお客様とともに楽しみたいと思います。
みなさまにお会いできるのがとても楽しみです。

Localité
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-7 吉祥ビル B1 キチム内
tel. 0422-27-2957

カフェフェスに出店するmado cafeをご紹介します。

愛知県岡崎市にあるmado cafe。閑静な住宅街の中に佇むそのお店は、オーナーの柴田夫妻が思い描く理想の「カフェ」が、まさに具現化された場所。細部まで統一された世界観の中でつくり込まれた店内に一歩足を踏み入れれば、もはやそこは別世界。ここにくればぼくたちはいつでも特別な時間を過ごすことができる、そんなカフェです。


「朝の時間は愛知の喫茶店ということでモーニングをみなさんに体験して頂きたいと思っています。パンは大阪の『パンデュース』の姉妹店『しあわせをはこぶパン』にお願いして特別の食パンをご用意します。網焼きにしたトーストにはカルピスバターを塗り、自家製ジャムや自家製のあんこなどトッピングできます。ジャムはマドカフェの庭で採れたみかんのジャムを持っていく予定です。少し苦みが効いていてクセのなる味わいです。あんこの乗った小倉トーストはマドのソウルフード。愛知ならではの文化ですが本当においしいの是非食べて頂きたいです。コーヒーと紅茶もお出しします。コーヒーは札幌の『森彦』にお願いしているマドブレンドを、紅茶は芦屋の『uffu』のアールグレイを持っていきます。

お昼はマドの定番の『マドごはん』をイメージしたお昼ご飯を用意します。おにぎり、お惣菜、お味噌汁、出し巻き卵、漬けものをワンプレートでご用意する予定です。おにぎりは土鍋で炊いたご飯に自家製の梅干しを包んで握ります。お惣菜は数種類用意する予定ですが、乾物を使ったお惣菜にする予定です。お味噌汁は根菜たっぷりのお味噌汁(愛知なのでもちろん赤味噌です!!)出し巻きは地元のこだわり卵で作ります(かなり黄身の色が濃い卵です)。

お茶の時間はホットケーキとコーヒー、紅茶をご用意します。ホットケーキは北海道産の小麦や米粉などをブレンドしたマドのホットケーキミックスに先ほど登場したこだわり卵で作ります。添えるのはカルピスバターと地元岡崎産の山桜のはちみつ(さらっとしていてとてもおいしいです)を添えます」

mado cafeが、文字通りそのままの姿でカフェフェスにやってきます。これってすごくないですか? 実店舗どうように、カフェフェスでもモーニング、ランチ、ティータイムと3つのmado cafeを楽しめます! 愛知県は遠くて普段なかなか足を運べないという方、この機会にぜひmado cafeを体験してほしいと思います!

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mado cafe 柴田真史さんに聞きました。

Q1 貴店の紹介を、カフェフェスのお客さまに向けてお願いします!
愛知から出店させていただくマドカフェです。日常にある喫茶店で過ごす時間が少しでも特別な時間になればと思い、3年前にお店を始めました。愛知の喫茶店らしく朝からモーニング、お昼は野菜たっぷりのごはんや素朴なおやつをご用意しています。カフェフェスでもお店の時間をそのまま感じていただけたらうれしいです。

Q2 カフェフェスではどんなメニューを販売して下さるのでしょうか?
マドカフェをまるごと味スタに持っていきます!! モーニングや、お昼ごはん、おやつなど時間によって違うメニューをご用意するので楽しみにしていてください。

Q3 カフェフェスをどんな風に楽しみたいですか?
出演するアーティストはお店でもよく流させていただいているアーティストばかりでとても楽しみにしています。ステキな音楽を聴きながらたくさんのお客様にお会いできるのを楽しみににしています!!

mado cafe
愛知県岡崎市井内町字下堤43-1
tel. 0564-47-8051

住宅街にひっそりとたたずむ古民家のカフェ「furacoco」

千葉県野田市、しずかな住宅街にたたずむ古民家のカフェ「furacoco」。古い家屋ならではの落ち着いた雰囲気で、いつまでも長居してしまいそうにです。体にやさしい、食べたそのときから体にチカラを与えてくれるような、おいしいごはんも人気。そのfuracocoがカフェフェスに出店、味スタにやってきますよ。当日は特製のお弁当やカレー、シチューが登場予定とのこと。いまから楽しみです!



それではオーナーの細山克也さん、メッセージをお願いします!

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カフェ取材・北海道にて



先週末、今回出店してくれるカフェのなかで最北端の、北海道の「ankaju trip」を訪ねました。ankaju tripは、福島県福島市にあった「cafe in cave」の安斎夫妻が、今回のイベントのために再結成(?)してくれた移動カフェ。cafe in cave、伝説のカフェ。本当に素晴らしいカフェだったので、ある意味、その復活をカフェフェスでみなさんに「目撃」して欲しいです。

それにしても北海道は大きい。今回の取材の様子は、公式ガイドブックや、公式サイトで紹介して行く予定です。お楽しみに。