今年の初夏、福岡を訪ねた時に「このあたりで素敵なカフェはありませんか?」とまわりの方々にきいてみたところ、100%といっていいほどに多くの人たちがまっ先に名前をあげてくれたカフェがあった。それがここ、古本と珈琲と果実酒の店「coffon」だった。
「同じものを漬けても、二度と同じ味にはならないんですよね。砂糖の量も、味を見ながら追加して味を整えています」と、店のすべてを1人できりもりしている妹尾いづみさんは話す。
ここには「カフェ=コーヒー」という常識はない。もちろん、コーヒーにもこだわっていて、豆は岡山県にある自家焙煎のカフェ「三村珈琲店」から仕入れているし、レモンのケーキは、コーヒーにとてもよく合う。でも、ここにくると、やはり鮮やかな色彩の果実酒がどうしても飲みたくなる。そのうえ、メニューにはない「あて」も出してくれるという。週末は夜12時までの営業というのも、カフェの枠を飛び越えている。
本棚やテーブルに置かれた古本は、「古本屋をやりたかった」という妹尾さんの思いから、ジャンルにとらわれないエッセイや小説が並ぶ。ときに、ライブイベントなどを行ったり、イベントに参加することもあり、妹尾さんの自由なスタイルが魅力的に写る。だから、妹尾さんの「好き」が詰まったこの小さな店に、たくさんの人が集まるのだろう。
カフェフェス当日にも、この美しい瓶を福岡から持ってきてくれるという。好みの果実酒とお料理をもって、心地よい音楽を聴く。そんな至福の時間が訪れるのも、もうすぐだ。
coffonの妹尾いずみさんからメセージが届きました。登場するのはcoffonの隅でいつもお店を見守っている「いづみ人形」です。
*coffonの妹尾いづみさんに聞きました。
Q1 貴店の紹介を、カフェフェスのお客さまに向けてお願いします!
福岡の警固で小さい小さいお店のcoffonと申します。古本と珈琲と果実酒。ゴハンやスイーツやおつまみもあります。のんびり本を読んだり、季節の果実酒を飲んで酔っ払ったり。お好きな時間を過ごしてくださいね。
Q2 カフェフェスではどんな商品を販売して下さるのでしょうか。
空のパンとリバーワイルドのソーセージを使ったホットドッグ。waranaya cafeの手作り小麦を使ったケークサレ。恵比寿カチャトラのチキンの胡麻風味トマト煮込み。果実酒。自家製生姜シロップ。
Q3 カフェフェスをどんな風に楽しみたいですか?
全国の色んなcafeと素敵なライブが一日で楽しめる場所。贅沢な空間の仲間に入れて貰えてとても嬉しいです。皆さん楽しい一日にしましょう。