カフェフェスブログ

自家焙煎のコーヒーとガレットを携えて、「日光珈琲」がカフェフェスに登場!

高速のインターを降り、美しい杉並木のなかを車で15分ほど進むと、かつて日光街道の宿場町として栄えた商店街が現れます。その商店街から細い路地を入った先に、「日光珈琲」は静かに佇んでいます。


生まれ育った栃木県鹿沼の地で、1999年から「CAFE饗茶庵」を営んでいた風間教司さんは、「日光市今市に解体されそうないい物件があるんだけど、見てみないか?」という知人の誘いで、初めてこの建物と出会いました。明治期に建てられた後、遊郭として使われていたその建物を見たとき、「これは残さなければ」と、強く思ったそうです。


日光珈琲を訪ねると、その理由がよく分かります。風間さんが3年かけてこつこつと改装したという店内には、随所に以前からこの建物で使われていた、美しい建具や照明が生かされています。入口左手の奥まったところには、一段高くなった中2階が残されていて、遊郭だったころの面影を伝えています。

「この街には“宝物”があふれている」

大学時代を東京で過ごした後、生まれ育ったこの街に戻った風間さんは、以前は気づかなかった地元の魅力に、強く惹かれるようになったそうです。たとえば、「建具」もそのひとつ。鹿沼の街は、古くから建具の産地として栄えてきました。今も伝わるその高い技術は、地元の“宝物”だと風間さんは話します。この日光珈琲にも、解体された建物から譲り受けた建具が、数多く生かされています。


日光珈琲のメニューにも、“宝物”がふんだんに使われています。たとえば、自家焙煎した珈琲豆で淹れられるアイスコーヒーには、貴重な日光の天然氷が、また料理には、野菜や果物から、豚肉、鶏肉、牛乳、醤油などの調味料にいたるまで、地元産の食材が大切に使われています。

「遠方から日光珈琲を訪れてくれた方はもちろん、地元の方にも、この街の魅力を実感してもらえたらうれしいですね。これからもこの場所から、街の魅力を発信し続けていきたいと思っています。カフェを営むぼくたちだからこそできる、肩肘張らない方法で。とことん楽しみながら!」


今回、風間さんは、毎朝、自家焙煎しているスペシャリティコーヒーと、地元食材をふんだに使ったガレットを携えて、カフェフェスにやってきてくれます。当日はぜひ、日光珈琲のブースで、たくさんの“宝物”を見つけてください!

*日光珈琲の風間教司さんに聞きました。

Q1 日光珈琲の紹介を、カフェフェスのお客さまに向けてお願いします!
鹿沼、饗茶庵本店で自家焙煎しているスペシャリティコーヒーと、日光連山から湧き出る豊かな水に恵まれた土壌で育った、地元食材を使ったフードメニューをお届けしています。
“多くの文化人が愛した日光の歴史の続きはここから……”。
上質な時間が、ここにあります。

Q2 カフェフェスではどんなメニューを販売して下さるのでしょうか?
自家焙煎のオリジナルブレンドコーヒーとアイスコーヒー、日光の食材をふんだんに使ったガレットをご用意していきます。

Q3 カフェフェスをどんな風に楽しみたいですか?
素敵なアーティストと、すばらしきカフェが一堂に会する、スペシャルなイベントで、心地よい音楽に酔いしれながら、いろいろな方とお会いできたらうれしいです!

日光珈琲
栃木県日光市今市754 玉藻小路左
tel. 0288-22-7242